【片付けられないのは“甘え”じゃなかった】物に囲まれていた私が、捨て活で取り戻した「本当の自己肯定感」

こんにちは、こぱんだです🐼

今回も捨て活関連の記事です。先週は「物が多いとお金も減る」という視点から、断捨離の大切さをお話ししました。

今日は、「片付けられない自分を責めてしまう人」に向けて、私の実体験と気づきをシェアします。


目次

女として“ちゃんとしよう”と思うほど、物が増えていった理由

スキンケア、コスメ、下着、ヘアケア、キッチン用品…。
「女としてちゃんとしていたい」「身なりも整えたい」「料理も手を抜きたくない」
そう思うほど、私の周りの物は際限なく増えていきました。

SNSを開けば、「〇〇が恋に効く!」「〇〇カラーで垢抜ける」「自分モテの〇〇」など、購買を煽る言葉が溢れかえっています。
「まだ〇〇してないの?」といった暗黙のプレッシャーさえ感じ、「買わなきゃいけない気分」にさせられることも少なくありませんでした。

知らず知らずのうちに、「頑張る=物が増える」というサイクルに陥っていたのです。

「片付けられない=ズボラでダメ」だと思っていた日々

物が多すぎて管理できなくなったとき、私は半ば諦めていました。

「もう片付かなくても、自分はこれでいいや」
楽を選んだつもりなのに、心はまったく楽じゃない。部屋を見るたびに、どこかでずっとこんな気持ちを抱えていました。

「私はやるべきことをずっと放置している」
「自分はちゃんとできない人間だ」

そんな矛盾した気持ちを抱え、ずっと自己嫌悪の中で暮らしていました。

片付けられないのは、あなたのせいじゃない。その「物の数」に注目して!

ミニマリストのしぶさんが「片付けられない人は女性に多い」と言っていたのを聞いたとき、すごく腑に落ちました。
なぜなら、女性の生活には、物理的に「物の種類が多い」からです。

  • 例えば、化粧品。ファンデーションだけでも数種類、アイシャドウパレットは色違いで何個も。
  • スキンケアも化粧水、美容液、乳液、クリーム…とステップが多く、それぞれが複数種類あることも。
  • 自炊する人ほど、調理器具や保存容器が増えてしまいがち。

このように、私たちの暮らしには、最初から「物の数が増えやすい環境」があるのです。
だから、物が多くなるのは決して“性格の問題”なんかじゃない。
物理的にそうなりやすい環境に置かれているだけなんです。

「物を大切に」教わった私たちが、物に疲れてしまう理由

昔は「物を大事にしなさい」「捨てるとバチが当たる」と教えられて育ちました。
物が少なかった戦後の日本において、それは当たり前の価値観でした。

でも今は、大量生産、激安価格、そして指先一つで簡単に手に入る時代。
SNSや広告は次々と新しい「買う理由」を私たちに与え、購買を煽ります。

このような「物が豊かな社会」の中で、家の中が物で溢れていくのは、ある意味で自然なこと。
「整えられないのは、意志の弱さでもズボラでもない」のです。

あなたが片付けられないのは、あなたが悪いからじゃない。

むしろ、物が少ない時代に育まれた「物を大切にする」という価値観と、物が溢れる今の社会との間に、
知らず知らずのうちにズレが生じ、それがあなたの心をざわつかせ、お金と時間を奪っているのかもしれません。

“あれもこれも必要”を手放して気づいた「本当に欲しかった感覚」

以前の私は、コスメもスキンケアも日用品も、「使い切る前に買う」が当たり前でした。

  • どれが一番自分に合うか分からなくて、いろいろ試したくなったり
  • SNSで話題になると、流行に乗り遅れたくなくてつい買ってしまったり
  • 「これは必要だから仕方ない」と思いながら、結局“似たような物”がどんどん増えていきました

そして、少しずつ手放していく中で、あることに気づいたんです。

「必要だから持つ」の延長線上に、「好きなものだけで満たす」暮らしがあるってこと。

たくさん持っていなくても、まったく困らない。
むしろ、「これが好き」「これがあれば充分」と思えるモノたちに囲まれることで、毎日の満足度がぐっと上がっていったんです。

朝、何を使うか迷う時間がなくなり、探し物も減って、片付けもずっとラクに。
思考のシフトは、「“足りないから買う”から、“もう足りてる”へ」と変化しました。

この感覚は、自分にとって本当に必要なモノの数を見直したからこそ得られたものでした。
そして、この「物が十分ある」という感覚こそが、私に本当の自己肯定感を与えてくれたのです。

おわりに|断捨離は、自分を責めないための「物の数」を見直す選択だった

私たちはずっと、「片付けられない=だらしない人間」だと思い込まされてきました。
でも実際は、物が多すぎる世界の中で、自分なりにどうにかしようとしていただけ。

断捨離は、そんな自分を責め続ける日々を終わらせてくれる、最初の一歩でした。

少しずつでいい。
「私にはこれで充分だ」と思えるものだけを残していく。

それだけで、暮らしも心も、みるみるうちに整い始めます。

今日、まずは「似たような物が3つ以上ある場所」をひとつ見直してみてください😊


今日も読んでくださってありがとう☺️
こぱんだ🐼

※「断捨離」は、やましたひでこ氏の登録商標です。
本記事では、言葉の持つ本来の意味(「断つ・捨てる・離れる」)に共感し、暮らしの整理・意識の変化として紹介しています。

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