こんにちは、こぱんだです🐼
先日まで、家族旅行で九州を訪れていました。
別府や阿蘇の火口、高千穂など、予定していた観光を順調に楽しみ、最後の滞在先の熊本で記録的な豪雨に遭遇しました。
この記事は、その時の出来事や判断を、自分の記憶が新しいうちに記録として残しておくために書きました。後から冷静に振り返って見えることもありますが、あの時の感覚は今しか残せないと思いました。
延泊か帰宅か、ぎりぎりまでの判断
帰る前日は、「飛行機は飛ぶのか」という不安でいっぱいでした。
天気予報では翌日の午後から雨が落ち着く見込みでしたが、朝の便のため欠航の可能性もゼロではありませんでした。
延泊も視野に入れつつ、旅行のキャンセルプロテクション付きのクレジットカードは持っていなかったため、ホテルは欠航情報が出るまでは予約せず、「飛ぶなら帰る、欠航ならすぐ延泊」という二択で夜までスマホとにらめっこでした。
このとき思ったのは、朝の便を利用するなら多少高くても空港近くに泊まっておくと安心ということ。
移動距離が短ければ天候リスクを減らせますし、延泊の場合も現地でホテルに直接相談できるので判断がスムーズです。
深夜のアラームとハザードマップ
夜になると、外はまるでバケツをひっくり返したような雨。
スマホの災害アラームが断続的に鳴り続け、眠れずに何度もハザードマップを確認しました。
宿は水害想定区域の“ぎりぎり外”という微妙な位置。地図上ではセーフでも、実際の雨の勢いを目の当たりにすると、とても安心できません。
以前は旅行先の災害リスクを過度に気にする人を「オーバーかな」と思っていましたが、今回ばかりは、最低限でも滞在先がどんな災害が起こりやすい街なのかを把握しておくことが、いかに重要かを身をもって知りました。
Yahoo!の災害アプリで確認すると、同じ町内でも川沿いの南北両方向で氾濫や床上浸水が発生しているようでした。
わずかな距離でも、川の近さで安全度は大きく変わるのだと実感しました。
翌朝の出発準備
翌朝は帰宅に向けて、できる限りの準備をしました。
まず早朝のうちに現金をおろし、食料と水分を多めに買って、ガソリンも満タンに。
普段ならレンタカー会社近くで給油しますが、必ずしもガソリンスタンドやATMに辿り着けるとは限らないと判断し、この日は“普段のルール”より安全優先にしました。
道順も、河川ごとのリアルタイム情報を見た上で、極力川の近くを避け、ハザードマップで安全圏の大きな幹線道路を選択。
さらに「車がいない道は通らない」「片側二車線なら水が溜まりやすい端側を避ける」などのルールを決めて走りました。
かなり道順は練ったつもりでしたが、途中でハザードをつけたまま放置されている車を発見。夜中の冠水で動けなくなったのかもしれません。
そう考えると、私たちの出発タイミングも本当にぎりぎりだったのだと思います。
人の温かさに助けられた最後
空港近くに早めに到着することを最優先にしたため、レンタカー会社には開店前に着いてしまいました。
それでもスタッフさんは快く手続きをしてくださり、空港まで送ってくれました。
この温かい対応には、本当に救われる思いでした。
今回の学び
今回の出来事で、土地勘・ハザードマップ・早めの行動の大切さを改めて感じました。
無事に帰宅できたのは、準備や判断だけでなく、人の助けがあったからこそだと思います。
もう二度と、旅先でこんな思いはしたくありません。
これからは旅行計画に「危機管理」という視点も忘れずに加えていこうと思います。
そして何より、被害が長引く地域が一日も早く穏やかな日常を取り戻せるよう、心から願っています。
こぱんだ🐼
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