こんにちは、こぱんだです🐼
今回は、私のちょっと苦い失敗談をシェアします。
先日、保有していたJR西日本株を全部売却したので、記念にこの経験をまとめてみました。
投資をやっていると、「あの時の自分に教えてあげたい…!」ってこと、ありますよね。
私にとって、それがJR西日本でした。
この経験から見えてきた「鉄道・駅前ビジネスの現実」と、私が優待投資から高配当株へと方針を切り替えた理由、そして今ならどう買うかをお話しします。
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万博と親バカが背中を押した、勢いだけの投資
JR西日本株を買ったきっかけは、大阪万博への期待でした。
「観光客も増えるし、鉄道も伸びるでしょ!」という読み。
さらに、駅ビルや不動産も持っている安定企業というイメージが強かったんです。
加えて、当時は子どもが電車ブームの真っ最中。
週末は駅やプラレールで遊びまくり。「JR西=電車を応援」みたいな、親バカフィルターががっつりかかっていました😂
勢いだけで一括購入 → 典型的な高値づかみ
当時の私は、ミニ株の知識もなく、ノリで約70万円を一括投資。
タイミングは、万博の思惑で株価がぐんぐん上がっていた時期です。
はい、もうお分かりですね。
典型的な高値づかみでした😭
材料出尽くし後は、株価がじわじわと下落。
配当や優待はもらえたものの、資金がずっとロックされてしまい、巨大な塩漬け株に…。
これが地味にキツいんです。(資金を他の投資に使えない機会損失)
持って初めてわかった現実:経費が重くて薄利
保有してみて、初めてリアルな現実に気づきました。
JR西日本は、線路や車両、駅の維持・改装、人件費など、固定コストがめちゃくちゃかかります。
なので、利益率は想像以上に薄かったんです。「潰れにくい」インフラ事業でも、「儲かりやすい」とは限らない。
痛感しました。
大阪駅前のリアル
ルクア、グランフロント、KITTE、グラングリーン…大型施設が乱立して、新しい箱ができるたびに人の流れが変わります。
人気テナントは各施設で取り合いになり、ラインナップも似がち。
駅から少し離れるだけで、空きテナントだらけの“ゾンビビル”になってしまうことも。
さらに、駅前の土地やビルはJR西日本だけの所有じゃないから、「大阪が盛り上がる=JR西の利益が爆増!」とはならない複雑な構造でした。
景気も天候も災害も…いちいち下がる株価

株価は景気敏感で、不景気はもちろん、台風・豪雨・地震といった災害、さらには感染症の流行にも大きく左右されます。
一度下がると、元に戻るのに時間がかかるし、回復局面でも他の業種のような勢いが出ません。
不景気の時も、経費だけは人一倍かかる──この現実が、株価の重さにつながっていると感じます。
優待投資から高配当株へ方針転換した理由
保有中に「優待は企業の都合で改悪・廃止されることがある」と痛感しました。
そこで、配当重視へと方針を切り替え。
優待がコロコロ変わっても、配当が安定していれば投資判断がブレにくいからです。
最終的にJR西日本株は全て売却し、より利回りが明確な高配当株に資金を移しました。
学び:イメージ投資は危険!数字が全て
- 資産が多い=安泰ではない:駅ビルや土地を持っていても、維持コストが重く、薄利になりがち。損益の数字(利益率・営業利益)をしっかり見ること。
- 成熟株の急騰は罠:めったにない上昇は、材料出尽くしで天井を迎えるリスクあり。勢いで飛びつくと高値づかみしやすい。
- 感情投資は危うい:万博+親バカフィルターで、冷静な検証をサボってしまった。投資判断と「推し」の気持ちはちゃんと切り分ける。
今ならこう買う:ミニ株 × 分散 × 手数料ゼロ

もし今、JR西日本株を買うなら、ミニ株(単元未満)で少しずつ、手数料ゼロの証券(SBI証券など)一択です。
理由はシンプル。
- タイミングを分散して、高値づかみリスクを薄める。
- 下がったら気軽に買い増しできる。(平均取得単価を下げやすい)
- 銘柄も分散でき、個別の事故リスクを緩和。
- 少額でも持っていれば、決算やニュース、配当落ちの値動きを体感できる。
結論:一括ドーン!よりコツコツ分散。精神的にも資産的にも健全でした。
まとめ
JR西日本は「悪い銘柄」ではないけれど、私の運用方針(資金効率・分散・配当重視)とは合いませんでした。
今後は、イメージや話題ではなく、配当額・業績・コスト構造という数字で裏付けて判断していきます。
推しは推し、投資は投資でしっかり切り分けます。
とはいえ、旅行や出張で交通費をがっつり使う人なら、優待も配当も安定してもらえる「お守り株」としてアリ。
タイミングさえ間違えなければ、長く付き合える存在だと思います。
この記事が、あなたの投資判断の助けになれば嬉しいです😊
こぱんだ🐼
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