実はこの肩書きは、最近になって自分の中でずっと感じていたことを言葉にしたものです。
お金は冷たい紙切れではなく、子どものように守り育てる存在──そう思い続けてきた私のイメージを、ようやく「お金の保育士」という言葉で表せるようになりました。
今日は、その考えにたどり着いた背景と、私にとってのお金の意味についてお話ししたいと思います。
「お金持ち=ずるい」という刷り込み
私の親は「お金持ちはずるいことをしているに違いない」という考えを持っていました。
そのような言葉や、当時の社会に漂う「お金の話はいやらしい」という空気の影響で、私は長いあいだ「お金=どこか後ろめたい存在」と思い込んでいました。
若い頃はお金も少なく、給料が入ってもすぐに消えてしまう。
そんな状況では、お金の本当の力を感じることはできません。
お金はただの通過点で、できれば考えたくもない存在だったのです。
でも、結婚してからは違いました。旦那が無駄遣いを嫌う人だったので、自然とお金が守られるようになり、少しずつ蓄えができていきました。
そうして初めて「まとまったお金」の力を知ることになったのです。
不妊治療で気づいた「お金の力」
その出来事とは、不妊治療です。
治療には心をえぐられるような試練と、大きな費用が伴いました。
「これでだめだったら、またお金を集めて、また辛い治療をして…」 心が折れそうになる日々の繰り返しでした。
それでも、私たちが挑戦を続けられたのはお金があったからこそ。
もし十分な蓄えがなければ、スタートラインに立つことすらできませんでした。
そしてその蓄えがあったからこそ、不妊治療に向き合い、命に繋がる未来を手にすることができました。
この経験が、お金に対する私の見方を決定的に変えました。
それまで冷たい紙切れにしか思えなかったお金が、辛いときにそっと寄り添い、未来を照らしてくれる温かい存在へと変わったのです。
投資で芽生えた「お金は生きている」という感覚
お金への感謝と敬意が芽生えてから、私は投資を始めました。
ただ生活しているだけなら、お金は「入っては出ていく」の繰り返し。
でも投資をすると、自分が触らなくても資産は日々動きます。
少し増えたり、時には減ったり。 その姿はまるで自分とは別に呼吸をしている生き物のよう。
頑張って未来のために働いてくれているお金が、守るべき子どものように思えてきたのです。
そう思うようになってからは、浪費に大きな額を使うことが難しくなりました。
「せっかくここまで育ってくれたのに、ポテンシャルを活かせない雑な使い方をするのはもったいない」
「もっと良い環境でのびのびと働いてほしい」
自然と、お金を守り、育てたいという気持ちが強くなっていきました。
私にとって、お金は「守り育てるべき子ども」になった
だから私は、「お金の保育士」と名乗ります

お金は、冷たく厳しく管理するものではないと考えています。
環境(投資先や家計)を整えてあげれば、自らの力で仲間を見つけ、のびのびと育っていく存在です。
私はその力を信じて、必要な場所に配置し、成長を見守っていきたいと思っています。
派手なテクニックや一発逆転ではなく、未来の自分と家族のために。
今日できる範囲で資産を守り、少しずつ愛情をもって育てていく。
それが「お金の保育士」としての私の使命です。
今日も読んでくださって、ありがとうございます☺️
こぱんだ🐼



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