「お金の複利」だけでは足りない。今をきちんと生きるための『記憶の財産』の育て方。

こんにちは、こぱんだです🐼
先週は家族全員がインフルに罹り、予定通りにブログを更新できずごめんなさい😭

ここのところ資産形成や家計管理の話ばかりしてきたけれど、今回はその全てに通じる根本のテーマ。

最近個人的に考えている「お金とどう生きていきたいか」という価値観を、具体的な計画(設計書)と結びつけて、少しだけ書いてみようと思います。


目次

資産形成の喜びと「今」のジレンマ

昔から資産形成そのものが好きで、お金を育てていくことにやりがいを感じてきた私。

だからこそ、将来のお金が増える喜びと、そこから得られる安心ばかりをイメージしてしまい、「今」への投資がおろそかになりがちでした。

ここ数年で、私は親世代の親戚を3人亡くしました。

自分の身体にも、若い頃にはなかった不調が出てきて、「身体が言うことを聞くのは、あと何年なんだろうな」と真面目に考えることも増えました。

将来のためにお金を貯めることはもちろん大切です。

でも、夫婦で楽しみにしている定年後の海外旅行。
本当にその頃、同じように体力も気力もあって、遠くまで行けるのかな……?と、最近少し不安になります。

そんなことを考えると、「将来のために貯める」だけではなく、「今をどう生きるか」も同じくらい大事だなと感じるようになりました。

だから私は、「増やす」だけじゃなく、「どう使うか」も同じくらい真剣に考えるようになったのです。
それは無駄遣いを減らすため、というよりも、未来の自分を助け、今の私を自由にするために。


「お金の設計書」=「自由の準備」

自分の人生でやり遂げたいことを、きちんと形にするために。
その土台として必要だと思っているのが、「お金の設計書」です。

平たく言えば――人生全体の“支出簿”のようなもの。

少し先の未来まで見通しておくための地図のような存在です。

家のメンテナンス、子どもの学費や習い事、車の買い替え、旅行など、人生の中で起こりそうな支出を一度すべて出してみる。実際にいくらかかりそうかを具体的にイメージしてみる。

そうすると、“ぼんやりした不安”が少しずつ「はっきりとした未来のイメージ」に変わり、今の自分がどの程度のスピード感で将来に備えるべきか、また、逆に今はどのくらい使っていいのかが見えてきます。

お金の設計書は、未来の自分が安心してお金を出せるように、
自分自身と向き合うためのもの。計画的に「ここまで使っても大丈夫」という道筋をつけることで、自分らしい選択ができるようになります。

だからこそ私は、
“計画的に使うこと”を「節約」ではなく、「自由の準備」だと考えています。


「心の複利」への投資

たとえば我が家の場合は、子どもの教育資金をしっかり確保しておく必要があります。それはもう数年後には確実に始まる支出。

だからこそ、学費が本格的にかかる前に資産をある程度築いておきたかったので、これまで資産形成を最優先に考えてきました。

でも一方で、子どもが親と過ごす時間を心から楽しんでくれるのは、ほんのわずかな間。

だから、“今しかできないこと”にもリソースを割きたいと思っています。

家族の記憶に残るような大きな旅行を、このタイミングで入れておきたいと考え、来年は英語圏への旅行を計画しています。

本当は学費を準備するべき大切な時期にこの計画を入れると、お金は減ってしまいます。ですが経験と絆は確実に増えていく。

これは、お金の計算では「マイナス」かもしれません。
でも、この旅行で得られる「家族の記憶」と「経験」は、将来、別の形になって私たちに返ってくる、一種の「心の複利」だと捉えています。

最近は、「自分の中で人生のレガシーを残したい」と思うようになりました。
それは形あるものではなくて、子どもと笑い合った記憶や、家族で見た景色のような、心に刻まれる「記憶の財産」

私は、人生を通して、この記憶の財産こそ「宝物となるべきもの」だと考え、そこにリソースを割きたいと思っています。

自分にとって本当に輝くものばかりにリソースを割く。大切じゃないものには割かない。
そうなれば、お金を育てるのも、思い出を育てるのも、どちらも“生きていく力”になると思っています。


「心の複利」と「お金の複利」のバランス

これまで資産形成は、私の趣味でもあり、ライフワークのようなものでした。

コツコツと積み重ねてきた時間の中で、お金と向き合うことが、いつの間にか日常の一部になっていました。

少しだけ余裕を感じられるようになって、最近思うのは――
「このライフワークとしての資産形成を続けながらも、今をきちんと生きたい」ということ。

資産の「お金の複利」を回す喜びを知っている私だからこそ、
人生の「心の複利」にも投資して、安心して使えるゆとりを持っておきたいと思うようになりました。

むしろ、安心という余白があるからこそ、本当に価値ある出費に「使っていいよ」と心から言える。心にゆとりがあるほうが、きっと幸せで、自由なんじゃないかって。

少し前までは、本気で資産一億円を目指していました。

きっと、本気でやればなれるんだろうと思います。
でも、今を犠牲にしてまでそこを目指すよりも、
バランスよく使いながら、老後に困らないだけの余裕があればいい。
そう考えるようになりました。

私の今の目標は、老後までに6,000万円くらい。

そのくらいの安心があれば、心にもゆとりを持ちながら、
お金も思い出も、どちらも育てていける気がしています。

これが、今の私の人生観です。


取り留めもない文章ですが、読んでくれてありがとう。
皆さんが「いつかやってみたいこと」や「行ってみたい場所」など、コメントで教えてもらえると嬉しいです。

こぱんだ🐼

同じように「今しかできない家族旅行を叶えたい」と思っている方は、
旅のプランを眺めるだけでもワクワクしますよ。


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この記事を書いた人

yuru.copandaのアバター yuru.copanda お金の保育士

こんにちは、こぱんだです🐼

ズボラだけど、暮らしとお金を効率よく整えるのが大好きな、ゆるミニマリスト主婦です。
FP技能士3級を保有し、2級合格に向けて現在勉強中📝

“お金の保育士”として、一生困らないための資産形成を日々実験しています🧪✨
目指すのは、お金と時間に縛られない人生。

私は2019年から投資を始め、現在6年目。2000万円規模の資産形成を実践中です。
主に投資信託や高配当株を中心に運用していますが、個別株での失敗も経験し、その体験をもとに記事を書いています。

📝このブログで発信していること

・暮らしと投資をつなぐ考え方
・配当株や銘柄研究の実録
・資産形成とお金の効率化
・時間効率を上げる暮らしの工夫

などなど、リアルな暮らしとお金の記録を残しています。

派手なことはできないけれど、
未来の自分と家族のために、少しずつ「資産」を育てる。

そんな価値観に共感してくれる方とつながれたら嬉しいです☺️
更新は火曜日と木曜日です。またぜひ遊びに来てくださいね♪

⚠️投資に関する注意事項
投資やお金の話は、すべて私自身の体験をもとに書いています。
もちろん、正解は人それぞれです。ぜひご自身の判断で参考にしていただけたらうれしいです☺️

こぱんだ🐼

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